【開発】経産省・国交省、洋上風力公募3海域で三菱商事エナジーソリューションズ等のグループを選定

2021.12.28 事業参画・売買レポート


 2021年12月24日、経済産業省と国土交通省は「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」、「千葉県銚子市沖」の3海域における洋上風力発電事業について事業者(コンソーシアム)を選定したことを発表した。

 各海域の選定事業者や事業概要は下記のとおり。

(1)秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖
・事業者名:秋田能代・三種・男鹿オフショアウィンド
・構成員:三菱商事エナジーソリューションズ株式会社、三菱商事株式会社、株式会社シーテック
・協力企業:Amazon.com, Inc. 、NTT アノードエナジー株式会社、キリンホールディングス株式会社
・事業計画概要:着床式洋上風力発電、設備出力:47.88万kW(GE製の風車(1.26万kW)×38基))
・運転開始時期:2028年12月

(2)秋田県由利本荘市沖(北側・南側)
・事業者名:秋田由利本荘オフショアウィンド
・構成員:三菱商事エナジーソリューションズ株式会社、三菱商事株式会社、株式会社ウェンティ・ジャパン、株式会社シーテック
・協力企業:Amazon.com, Inc. 、NTT アノードエナジー株式会社、キリンホールディングス株式会社
・事業計画概要:着床式洋上風力発電、設備出力:81.9万kW(GE製の風車(1.26万kW)×65基)
・運転開始時期:2030年12月

(3)千葉県銚子市沖
・事業者名:千葉銚子オフショアウィンド
・構成員:三菱商事エナジーソリューションズ株式会社、三菱商事株式会社、株式会社シーテック
・協力企業:Amazon.com, Inc. 、NTT アノードエナジー株式会社、キリンホールディングス株式会社
・事業計画概要:着床式洋上風力発電、設備出力:39.06万kW(GE製の風車(1.26万kW)×31基)
・運転開始時期:2028年09月

 経済産業省と国土交通省は海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)に基づき、上記3海域について、2020年7月21日に「海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域」に指定し、2020年11月27日から2021年5月27日にかけて事業者の公募を行っていた。

 提出された公募占用計画は「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」で5業者、「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」で5業者、「千葉県銚子市沖」で2業者あり、供給価格(120点満点)と事業実現性に関する要素(120点満点)で評価が行われ、いずれの海域でも三菱商事エナジーソリューションズ株式会社が代表企業を務めるコンソーシアムが選定されている。価格点は3海域とも唯一の満点で、提案された供給価格は上限額が29円/kWhの中、「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」は13.26円/kWh、「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」は11.99円/kWh、「千葉県銚子市沖」16.49円/kWhだった。一方で、事業実現性に関する要素では他事業者と大きく差が出なかったことから、価格点の高さが事業者選定の決め手となった。

*アイキャッチ Photo by Razvan Mirel on Unsplash 

【情報ソース】
「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖」、「千葉県銚子市沖」における洋上風力発電事業者の選定について、2021年12月24日、経済産業省(同時発表:国交省)

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