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【開発】経済産業省・国土交通省、長崎県五島市沖の浮体式洋上風力発電事業者に戸田建設等のグループを選定

2021.06.13 事業参画・売買レポート


 2021年6月11日、経済産業省と国土交通省は再エネ海域利用法に基づく海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域(以下、「促進区域」)である「長崎県五島市沖」における選定事業者に、戸田建設株式会社(以下、「戸田建設」)が代表となっているコンソーシアムを選定したことを発表した。

 当該事業は長崎県五島市沖の海底面積2,726.5haの促進区域内に浮体式洋上風力発電設備を建設し運営を行うものだ。商用としては国内初の浮体式による洋上風力発電事業であることに加えて、再エネ海域利用法に基づいて開発される洋上風力発電所としても国内初となる。

 選定されたコンソーシアムは(仮)ごとう市沖洋上風力発電合同会社。構成員は戸田建設、ENEOS株式会社、大阪瓦斯株式会社、関西電力株式会社、株式会社INPEX、中部電力株式会社。公募占用計画の評価は価格点が120/120、事業実現性に関する得点が87/120、合計の評価点が207/240だった。第三者委員会の意見や長崎県知事意見を参考に、各基準に適合する事業者として選定されている。

 事業計画では定格出力0.21万kWの浮体式洋上風力発電設備を8基建設し、総出力1.68万kWとなる見込みだ。戸田建設等は今後、公募占用計画の認定に向けて、合同会社を設立し、経済産業省及び国土交通省との調整をすすめる方針だ。

*アイキャッチ 出典:戸田建設株式会社

【情報ソース】
長崎県五島市沖における洋上風力発電事業者の選定について、2021年6月11日、国土交通省
長崎県五島市沖 海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域公募占用指針に基づく国内初の選定事業者に決定、2021年06月11日、戸田建設株式会社

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