【売買】INPEX、三菱商事から２つの洋上風力発電所の持分を取得／ルフタダウネン洋上風力発電所とボルセレⅢ/Ⅳ洋上風力発電所

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　2021年12月7日、株式会社INPEX（以下、「INPEX」）は英国に新設したINPEX Renewable Energy Europe Limitedを通じて、オランダ沖合で操業中のLuchterduinen（以下、「ルフタダウネン」）洋上風力発電所の50%持分とBorssele（以下、「ボルセレ」）Ⅲ/Ⅳ洋上風力発電所の15%持分を取得することを発表した。

　INPEXは三菱商事株式会社の100%孫会社である蘭法人Diamond Generating Europe B.V.社（以下、「DGE-NL」）から2つの洋上風力発電所の持分を取得する。DGE-NLと株式譲渡契約を締結しているが、今後、蘭国当局等の承認など株式譲渡契約上の先行条件の充足を経て正式な譲渡となる。

　ルフタダウネン洋上風力発電所はノルドバイクの沖合20kmにある。定格出力3MWの風車43基が建設され、総発電容量は129MW。2015年9月から商業運転を開始している。事業会社の現在の株主はEneco社（本社：オランダ、ロッテルダム／50%）とDGE-NL（本社：オランダ、アムステルダム／50%）。（*カッコ内の情報は本社所在地や出資比率）

　ボルセレⅢ/Ⅳ洋上風力発電所はウエストカッペレ市沖合約22kmの北海海域にある。定格出力9.5MWの風車77基が建設されており、総発電容量は731.5MWになる。2021年1月から商業運転を開始している。総工事費は約1,800億円。事業会社の現在の株主はEneco社（10%）、Royal Dutch Shell社（本社：オランダ、ハーグ／20%）、Van Oord社（本社：オランダ、ロッテルダム／10%）、Partners Group（本社：スイス、バール／45%）、DGE-NL（15%）。（*カッコ内の情報は本社所在地や出資比率）

*アイキャッチ　出典：株式会社INPEX

【情報ソース】
・オランダにおける洋上風力発電事業会社の株式取得について（*PDFファイルが開きます、468KB）、2021年12月7日、株式会社INPEX

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