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【戦略】月島機械とJFEエンジニアリング、国内水エンジニアリング事業を統合へ

2022.12.07 トピック


 2022年12月5日、月島機械株式会社(以下、「月島機械」)とJFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)は、両社の国内水エンジニアリング事業の統合を発表した。国内水エンジニアリング分野における経営資源やノウハウを集約し、強固な事業基盤を構築する。

 月島ホールディングス(*)が60%、JFEエンジニアリングが40%を出資し、事業統合会社「月島JFEアクアソリューション株式会社(以下、「月島JFEアクアソリューション」)」を新設し、当該統合会社に、JFEエンジニアリングの国内水エンジニアリング部門、JFEエンジニアリングの完全子会社であるJFE環境テクノロジー株式会社(以下、「JFE環境テクノロジー」)のバイオマス利活用施設及び汚泥再生処理施設の設計・調達・建設・修繕係る事業を統合する。

(*)月島機械は2023年4月1日より持株会社体制に移行する。

 加えて、月島機械の完全子会社で上下水道施設の運転管理事業を行っている月島テクノメンテサービス株式会社(以下、「月島テクノメンテサービス」)に、JFE環境テクノロジーのバイオマス利活用施設及び汚泥再生処理施設の運転管理事業、JFEエンジニアリングの完全子会社JFE環境サービス株式会社の上下水道施設の運転管理事業を統合する。なお、月島テクノメンテサービスは商号変更し、月島JFEアクアソリューションの完全子会社になる予定だ。

 また、JFEエンジニアリンググループのうち上下水道事業に関わるJFEアクアサービス機器株式会社、PFI等のSPCも今回の事業統合に伴い、月島JFEアクアソリューションのグループ会社になる。

 今回の事業統合は2023年10月1日に実施される予定。統合後はノウハウやリソースの補完・融合を進め、上下水道分野での競争力を高めるほか、施設の運転管理についての提案力を高めて増加するPPP案件に積極的に対応する考えだ。事業拡大やM&Aを通じて事業統合後の1,000億円規模の売上高を、統合から10年後の2035年度には1,500~2,000億円規模まで拡大させる。

*アイキャッチ 合弁契約締結式(左)月島機械株式会社 代表取締役 山田 和彦 会長 (右)JFEエンジニアリング株式会社 代表取締役社長 大下 元
出典:月島機械株式会社

【情報ソース】
JFEエンジニアリング株式会社との国内水エンジニアリング事業の統合に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、286KB)、2022年12月5日、月島機械株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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