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【売買】大東建託、兵庫県朝来市のバイオマス発電事業を取得 関電エネルギーソリューションと兵庫県森林組合連合会から

2023.07.09 事業参画・売買レポート


 2023年7月6日、大東建託株式会社(以下、「大東建託」)は株式会社関電エネルギーソリューション、兵庫県森林組合連合会との間で、朝来バイオマス発電所とbe材供給センターの事業譲渡契約を締結したことを発表した。

 当該事業は兵庫県朝来市の生野工業団地内に出力5,600kWのバイオマス発電を建設・運営するもので、官民連携での林業の活性化などを目的として2016年12月に運転開始となっている。発電電力量は約4,000万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約9,400世帯相当)が見込まれている。

 これまで発電所を関西電力グループ、燃料供給センターを兵庫県森林組合連合会が運営していたが、木材価格高騰の影響で燃料となる木材チップの確保が困難になったことから、兵庫県森林組合連合会が事業撤退の申し入れを行い、2022年12月24日に発電を停止し、事業譲渡を含めた検討が進められていた。

 大東建託への事業譲渡が決定したため、来年度中の再稼働を目指して、事業譲渡に向けた具体的な調整が今後進められる。発電所で使用する燃料は地元の木材(間伐材や構造材として活用されない根株や枝葉など)を使ったスキームを継続する考えで、間接的に育林・植林へ貢献することを目指す。再稼働後に発電した電力は大東建託の西日本エリアのグループ事業所で使用する方針。

*アイキャッチ 朝来バイオマス発電所、be材供給センター(俯瞰) 出典:大東建託株式会社

【情報ソース】
RE100達成に向けてバイオマス発電事業に参入 木質バイオマス発電所(朝来市)の事業譲渡契約を締結、2023年07月06日、大東建託株式会社

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