【開発】四国電力やイーレックスなど6社、香川県坂出市で木質バイオマス発電事業を共同実施

2021.10.27 事業参画・売買レポート


 2021年10月22日、四国電力株式会社(以下、「四国電力」)、株式会社安藤・間(以下、「安藤ハザマ」)、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)、イーレックス株式会社(以下、「イーレックス」)、新光電装株式会社(以下、「新光電装」)、株式会社坂出郵船組(以下、「坂出郵船組」)の6社は、香川県坂出市で木質バイオマス発電事業を共同実施することを発表した。

 当該事業は香川県坂出市林田町の港湾地区約4.4万㎡の敷地に、出力約7万5千kWのバイオマス発電所を建設し運営するものである。燃料は海外から輸入する木質ペレットを年間32万トン使用する。国内最大級のバイオマス発電所となる予定で、発電量は年間約5.3億kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約17万世帯相当)を見込んでいる。発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づき、全量を四国電力送配電株式会社へ売電する。FIT単価は24円/kWh。発電所の建設工事は2022年11月に着工し、2025年6月に営業運転を開始する予定だ。

 当該事業はイーレックスと新光電装が主体となってこれまで進めてきたものだ。ここへ新たに四国電力、安藤ハザマ、東京ガス100%出資子会社のプロミネットパワー株式会社、坂出郵船組の4社が参画し、共同事業として実施することとなった。イーレックスは発電事業への出資参画に加えて、発電に使用する年間32万トンのバイオマス燃料のうち、その半数以上の木質ペレットを海外から輸入し供給する予定だ。

*アイキャッチ 出典:四国電力株式会社

【情報ソース】
坂出バイオマス発電事業の共同実施に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、482KB)、2021年10月22日、四国電力株式会社(*株式会社安藤・間、東京ガス株式会社、イーレックス株式会社、新光電装株式会社、株式会社坂出郵船組との共同リリース)

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