【稼働】関西電力と三菱商事クリーンエナジー、兵庫県相生市で国内最大のバイオマス発電所が商業運転開始

Tweet

　2023年3月27日、関西電力株式会社（以下、「関西電力」）は同社が出資している相生バイオエナジー株式会社が開発を進めていた相生バイオマス発電所が完成し、商業運転を開始したことを発表した。

　当該発電所は兵庫県相生市に建設された発電出力200,000kWの国内最大のバイオマス発電所だ。木質ペレットを主燃料に発電し、発電した電力は固定価格買取制度分については関西電力送配電株式会社に売電する。年間の発電量は約13.5億kWh（一般家庭の使用電力量に換算して約43万世帯相当）を見込んでいる。

　事業会社は相生バイオマスエナジー株式会社。関西電力（60%）と三菱商事クリーンエナジー株式会社（40%）が2017年4月に設立している（*カッコ内の数字は出資比率）。

　関西電力はこれまで、朝来バイオマス発電所（5,600kW、稼働済み）、熊本県南関町竹バイオマス熱電併給事業（91kW、稼働済み）、福岡県苅田町バイオマス発電事業（75,000kW、稼働済み）、福島県いわき市バイオマス発電事業（56,000kW、稼働済み）に取り組んでいる（*出力数は定格出力のうち、出資比率に応じた数値）。

*アイキャッチ　相生バイオマス発電所の外観　出典：関西電力株式会社

【情報ソース】
・相生バイオマス発電所の本格運転開始（*PDFファイルが開きます、204KB）、2023年3月27日、関西電力株式会社

【関連記事】
・【参画】関西電力、福島県いわき市のバイオマス発電事業に出資／定格出力112MW、2022年4月稼働予定
・【稼働】JAPEXや三菱ガス化学など6社、網走バイオマス発電所3号機が商業運転開始
・【融資】SBI新生銀行と鳥取銀行、鳥取県境港バイオマス発電事業にグリーンローン　組成金額120億円