【参画】JAPEX、長府バイオマス発電プロジェクトへ参画/出力74.95MW

2020.12.16 事業参画・売買レポート


 2020年12月11日、石油資源開発株式会社(以下、「JAPEX」)は山口県下関市で計画されている「長府バイオマス発電プロジェクト」の事業化検討へ参画することを発表した。

 当該プロジェクトは山口県下関市長府扇町において出力74.95MWの木質バイオマス発電事業を行うものだ。これまで山口大学発ベンチャーのシンクタンク・コンサルティング企業である株式会社MOT総合研究所(以下、「MOT総研」)が企画し検討を進めてきた。2020年11月にはMOT総研が事業推進主体となる特別目的会社「長府バイオパワー合同会社」(以下、「SPC」)を設立し、2021年の最終意思決定に向けた検討や手続き等を進めている。

 JAPEXは2020年12月中旬をめどにSPCへ出資を行い、プロジェクトの検討へ参画する。参画後のSPCの出資比率はMOT総研が60.1%、JAPEXが39.9%となる予定。

 今後は下関市との公害防止協定締結を経て、2021年に発電所建設最終意思決定を行い、2022年に発電所の建設に着工、2024年に営業運転を開始させる予定。

*アイキャッチ フォトOrkhan FarmanliUnsplash

【情報ソース】
長府バイオマス発電プロジェクト事業化検討への当社参画について(*PDFファイルが開きます、265KB)、2020年12月11日、石油資源開発株式会社

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