【融資】SBI新生銀行と鳥取銀行、鳥取県境港バイオマス発電事業にグリーンローン　組成金額120億円

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　2023年3月10日、株式会社SBI新生銀行（以下、「SBI新生銀行」）と株式会社鳥取銀行（以下、「鳥取銀行」）は共同で、鳥取県境港バイオマス発電プロジェクトに対してプロジェクトファイナンスを組成し、グリーンローンとして融資を実行したことを発表した。

　借入人となるのは当該事業の事業会社境港昭和町バイオマス発電合同会社（*）。プロジェクトファイナンスの組成金額は120億円で、SBI新生銀行がアレンジャー、鳥取銀行がコ・アレンジャーを担った。融資はSBI新生銀行が策定した「新生グリーンファイナンス・フレームワーク」に適合した新生グリーンローンが活用されており、調達した資金の使途は境港バイオマス発電プロジェクトの建設資金に限定されている。

（*）境港昭和町バイオマス発電合同会社への出資比率は、中部電力株式会社が44.9%、株式会社New Circle Energyが25.0%、稲畑産業株式会社が20.0%、株式会社中部プラントサービスが5.1%、NX境港海陸株式会社が2.5%、三光株式会社が2.5%。株式会社New Circle Energyは丸の内インフラストラクチャー投資事業有限責任組合およびシンエネルギー開発株式会社の合弁会社。

　当該事業は鳥取県境港市で発電出力28,110kWのバイオマス発電所を建設し、その後の運営を行うものだ。木質チップ（鳥取県産や島根県産などの中国地方の未利用間伐材や一般木材、建設廃材等）や木質ペレットを使用して発電し、年間の発電電力量は約2億kWh（一般家庭の使用電力量に換算して約6.4万世帯相当）を見込んでいる。2023年11月に建設工事へ着工し、2026年5月の商業運転開始を目指している。

*アイキャッチ　Unsplashのraquel racletteが撮影した写真

【情報ソース】
・【サステナブルインパクト】シンエネルギー開発株会社らが組成する合同会社へのグリーンローンの実行について（鳥取県境港バイオマス発電プロジェクト）、2023年3月10日、株式会社SBI新生銀行

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