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【開発】北海道電力など6社、北海道苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーン構築に向け共同検討

2024.04.29 トピック


 2024年4月25日、北海道電力株式会社(以下、「北海道電力」)、北海道三井化学株式会社、株式会社IHI、丸紅株式会社、三井物産株式会社、苫小牧埠頭株式会社(以下、「苫小牧埠頭」)の6社は北海道苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーン構築に向けて共同検討を開始することを発表した。

 今後6社は海外で製造したアンモニア(グリーンアンモニアおよびブルーアンモニア)の苫小牧地域での受入・貯蔵・供給拠点の整備に関する検討や同地域を起点とした北日本広域圏でのアンモニア利活用先の拡大に向けた調査などに取り組む。

 アンモニアを受け入れるアンモニア供給拠点は苫小牧港東港区にある北海道電力の苫東厚真発電所の隣地(1次拠点)と苫小牧埠頭保有のアンモニアタンクが候補となっている。受け入れ後のアンモニアは大規模発電の燃料利用や産業利用、水素の担体(キャリア)としての活用が想定されおり、北海道道内外へ輸送される予定だ。1次拠点ではアンモニアの供給に加え、水素製造設備やCCUSなどの取り組みの実施も計画されている。

 今回の共同検討と並行して、アンモニア利活用先候補の株式会社釧路火力発電所、日本甜菜製糖株式会社、オエノンホールディングス株式会社ともアンモニアサプライチェーン構築について協議が進められる。

*アイキャッチ 苫小牧地域におけるアンモニア供給拠点の位置 出典:北海道電力株式会社

【情報ソース】
北海道苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーン構築に向けた共同検討の開始について、2024年4月25日、北海道電力株式会社(*北海道三井化学株式会社、株式会社IHI、丸紅株式会社、三井物産株式会社、苫小牧埠頭株式会社との共同リリース)

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