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【FS】横河電機など10社、千葉の五井・蘇我コンビナートのカーボンニュートラル化に向け共同検討

2022.12.14 トピック


 2022年12月8日、横河電機株式会社(以下、「横河電機」)は岩谷産業株式会社、宇部マテリアルズ株式会社、KHネオケム株式会社、コスモ石油株式会社、JFEスチール株式会社、JNC株式会社、デンカ株式会社、丸善石油化学株式会社、UBEエラストマー株式会社の9社(以下、「企業9社」)と千葉県市原市五井地区および千葉市蘇我地区のコンビナート(以下、「五井・蘇我コンビナート」)におけるカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討を実施するための覚書を締結したことを発表した。

 当該覚書に基づいて、YOKOGAWAグループと企業9社は2050年の五井・蘇我コンビナートのカーボンニュートラル実現に必要な施策について共同検討する。エネルギー産業、石油化学産業、化学産業、鉄鋼産業、素材産業など異なる業種が連携し、五井・蘇我コンビナートの環境負荷低減と国際競争力の向上を目指す。

 共同検討は五井・蘇我コンビナートのサステナブルな操業が目指されたものとなっており、既存事業に対して、再生可能エネルギー、CCS事業、水素などの導入を組み合わせた産業間連携について検討するというものだ。2030年頃までに、「CO2排出を最小化する産業間連携エネルギーマネジメントシステムの導入」、「産業間連携によるCO2回収と有効活用」、「既存プロセスからの水素などを含む副生ガスを産業間連携で活用することによるCO2排出量の削減」などを含めた事業化について検討する。

 横河電機は横河ソリューションサービス株式会社、KBC Advanced Technologies Limitedとともに国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の受託事業として「コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査/千葉県五井地区産業間連携調査」(2021年2月~)を行っている。横河電機は当該調査を踏まえ、産業間連携による取組みは企業が個別に取組むよりもCO2排出量の低減促進ができ、回収したCO2についても五井・蘇我コンビナート内で有効活用できる可能性があるとしている。

*アイキャッチ 2050年のカーボンニュートラルな五井・蘇我コンビナートイメージ 出典:横河電機株式会社

【情報ソース】
【岩谷産業/宇部マテリアルズ/KHネオケム/コスモ石油/JFEスチール/JNC/デンカ/丸善石油化学/UBEエラストマー/横河電機】 千葉県市原市五井地区、千葉市蘇我地区におけるカーボンニュートラルなコンビナートの実現に向けた共同検討の覚書を締結、2022年12月8日、横河電機株式会社(*岩谷産業株式会社 宇部マテリアルズ株式会社 KHネオケム株式会社 コスモ石油株式会社 JFEスチール株式会社 JNC株式会社 デンカ株式会社 丸善石油化学株式会社 UBEエラストマー株式会社との共同リリース)

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