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【開発】三井物産、米国・メキシコ湾でクリーンアンモニア生産プロジェクトを共同開発

2022.07.31 トピック


 2022年7月29日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)は米国のCF Industries Holdings, Inc.(以下、「CF社」)との間で、米国内での新設クリーンアンモニア生産プロジェクトの推進について合意に至り、共同開発契約を締結したことを発表した。

 当該プロジェクトは米国メキシコ湾で年間100万トン規模のクリーンアンモニアを生産するというものだ。CCUS(Carbon Dioxide Capture, Utilization and Storage)を通じたアンモニア製造方法を採用し、二酸化炭素の排出を60%以上削減したクリーンアンモニアを生産する。クリーンアンモニアはゼロエミッション燃料や水素の輸送媒体としてエネルギー分野での活用が期待されており、製造したクリーンアンモニアは日本をはじめとしたアジア向けに販売を行う方針だ。

 三井物産とCF社は合弁会社を設立する方針で、合弁会社への出資比率はCF社が52%、三井物産が48%で合意されている。最終投資決断は2023年に行い、共同での基本設計等を経て、生産開始は2027年となる予定だ。

 CF社は1946年に設立された農業用肥料(アンモニア・窒素系肥料)の製造販売会社。本社は米国イリノイ州ディアフィールド。

*アイキャッチ Photo by Aaron Burden on Unsplash 

【情報ソース】
米国CF Industriesとのクリーンアンモニア生産プロジェクト共同開発契約の締結、2022年7月29日、三井物産株式会社

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