【出資】三井物産、英国のCO2回収・貯留事業に参画/Acorn CCS & Acorn Hydrogen

2021.03.07 事業参画・売買レポート


 2021年3月2日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)は英国のCO2回収・貯留事業を行うStoregga Geotechnologies Limited(以下、「SG社」)に出資参画することを発表した。

(Acorn CCS プロジェクト地図 出典:三井物産株式会社)

 SG社は同社100%子会社のPale Blue Dot Energy Limitedを通じて、スコットランド北東部のセントファーガスにおいてAcorn CCS(Carbon Capture and Storage) and Hydrogen Projectを主導的に進めている。当該プロジェクトはセントファーガスの石油ターミナルの既存施設を活用して、英国や周辺諸国のCO2を回収・輸送・貯留を行うものであり、CO2貯留層として生産が減退した油田やガス田を活用する。

 加えて、当該プロジェクトでは家庭や工場等で使用する水素エネルギーを北海の天然ガスから作り出すことも計画されている。水素生成時の過程で生じる二酸化炭素は同プロジェクトの中で回収・貯留する。セントファーガスの石油ターミナルは英国全体で使用される天然ガスの約3分の1が荷揚げされており、プロジェクトが実現すれば英国内の水素生成やエネルギー活用の弾みになる。

 三井物産は出資参画後、石油・ガス上流事業の知見やビジネスネットワークを活用して、SG社の事業基盤強化を支援する方針。SG社の主な株主は、三井物産(15.4%)、Macquarie Group Limited(豪州、21.5%)、GIC(シンガポール、15.4%)、創業者(Nicholas John Cooper他、47.7%)となる。(*カッコ内の数字は出資比率)

*アイキャッチ Acorn CCS プロジェクト地図 出典:三井物産株式会社

【情報ソース】
英国のCSS事業会社Storegga Geotechnologiesへの出資参画、2021年3月2日、三井物産株式会社

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