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【売買】中国電力とエア・ウォーター、2つのバイオマス発電事業の保有株式をそれぞれ譲渡し完全子会社化

2022.10.29 事業参画・売買レポート


 2022年10月28日、中国電力株式会社(以下、「中国電力」)とエア・ウォーター株式会社(以下、「エア・ウォーター」)はバイオマス発電事業の事業会社2社について、株式の取得および譲渡を行い、それぞれ完全子会社化することを発表した。

 当該事業会社はエア・ウォーター&エネルギア・パワー山口株式会社(以下、「AWEP山口」)とエア・ウォーター&エネルギア・パワー小名浜株式会社(以下、「AWEP小名浜」)。AWEP山口及びAWEP小名浜への出資比率はエア・ウォーターが51%、中国電力が49%だが、エア・ウォーターが保有するAWEP山口の株式51%を中国電力に譲渡し、中国電力が保有するAWEP小名浜の株式49%をエア・ウォーターに譲渡する。エア・ウォーターがAWEP小名浜を、中国電力がAWEP山口を完全子会社とする形だ。

 基本合意書は10月28日に締結されており、株式譲渡契約書の締結は2022年11月末日、株式取得・譲渡の実行は2023年1月中旬に予定されている。

 AWEP山口が運営する発電所は防府バイオマス・石炭混焼発電所。バイオマスと石炭を50%:50%の割合(熱量ベース)で混焼し発電している。発電出力は112MW(発電端出力)、年間の発電電力量は約8億kwh。商業運転は2019年7月21日より開始している。

 AWEP小名浜が運営する発電所は小名浜バイオマス発電所。バイオマス専焼発電方式で、発電出力は75MW、年間の発電電力量は約5億kWh。商業運転は2021年4月6日から開始している。

*アイキャッチ UnsplashHenrique Sáが撮影した写真 

【情報ソース】
エア・ウォーター株式会社との合弁会社(2社)に関する株式の取得および譲渡に係る基本合意書の締結について、2022年10月28日、中国電力株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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