• Home
  • 事業参画・売買レポート
  • 【稼働】グリーンパワーインベストメント、陸上風力発電所「住田遠野ウィンドファーム」が商業運転開始

【稼働】グリーンパワーインベストメント、陸上風力発電所「住田遠野ウィンドファーム」が商業運転開始

2023.05.12 事業参画・売買レポート


 2023年5月12日、株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」)は陸上風力発電所「住田遠野ウィンドファーム」が完成し、5月11日より商業運転を開始したことを発表した。GPIにとって4つ目となる風力発電所の稼働となる。

 当該事業は岩手県の住田町と遠野市にまたがる位置に開発された陸上風力発電所だ。定格出力4,200kW(ベスタス社製)の風力発電設備が27基設置され、出力は113,400kW(接続容量99,750kW)になる。発電電力量は一般家庭の使用電力量に換算して約84,000世帯相当を見込んでおり、発電した電力は花巻市東和町にある東北電力東花巻変電所を経て、東北電力ネットワーク株式会社に全量売電する。

 事業会社はGPIが設立したSPCの合同会社グリーンパワー住田遠野。工事は合同会社グリーンパワー住田遠野とBOP(Balance of Plant)契約を締結した清水建設株式会社が実施した。工事では発電所から東北電力東花巻変電所までの送電線(ケーブル敷設距離:亘長約35km)の敷設工事も行われており、送変電設備の設計・製造・工事は住友電工グループ(住友電気工業株式会社(154kV送電線の製造、敷設接続工事)、日新電機株式会社(変電機器の製造、据付工事)、住友電設株式会社(架線鉄塔工事、光敷設接続工事))が一括で請負い実施した。

 当該事業にはプロジェクトファイナンスが組成されており、融資期間19年を含む長期に亘る発電所の運営・保守はGPIと関連会社が実施する。GPIは今後、当該事業を通じた地域振興を遠野市や住田町、地域住民とともに取り組む方針。

*アイキャッチ 出典:株式会社グリーンパワーインベストメント

【情報ソース】
「住田遠野ウィンドファーム」商業運転開始について、2023年5月12日、株式会社グリーンパワーインベストメント

【関連記事】
【テクノロジー】GPIとJAXA、海上風速データを可視化し「風の地図」作成へ
【開発】三菱商事、ラオスのMonsoon陸上風力発電事業で総額692百万米ドルの融資契約締結 2025年中に商業運転開始予定
【稼働】大王製紙、国内3工場で自家消費型メガソーラー(出力計約2.6MW)が運転開始

, , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ