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【開発】レノバ・SMFLみらいパートナーズ・NECキャピタルソリューション、熊本県の苓北・天草風力発電で融資契約締結 2026年に商業運転開始

2023.04.12 事業参画・売買レポート


 2023年3月31日、株式会社レノバ(以下、「レノバ」)は開発を進める熊本県天草郡の陸上風力発電事業において、金融機関との間で融資関連契約を締結したことを発表した。

 当該事業は熊本県天草郡苓北町と天草市にまたがる地域に設備容量54.6MWの風力発電所を建設し運営を行うものだ。レノバが国内で開発する陸上風力事業の第1号になる。年間の想定発電量は約1億9百万KWh(一般家庭の使用電力量に換算して約25,000世帯相当)を見込んでいる。売電単価は21円/kWh。2023年4月から工事に着工し、2026年中の商業運転開始を目指す。

 当該事業はレノバとSMFLみらいパートナーズ株式会社(以下、「SMFLみらいパートナーズ」)とNECキャピタルソリューション株式会社(以下、「NECキャピタルソリューション」)が共同で開発を進めている。事業会社は苓北風力合同会社で、各社の出資比率はレノバが38.0%、SMFLみらいパートナーズが31.0%、NECキャピタルソリューションが31.0%。3社は「苓北風力合同会社に係る持分等の譲渡に関する覚書」を締結しており、レノバは当該覚書に基づいて、苓北・天草風力発電所の完成日以降に各社が保有する特別目的会社及び株主ローン債権(計52%)を取得する権利があり、権利行使した場合、レノバの出資比率は90.0%になる。

  当該事業への融資はプロジェクトファイナンスによる協調融資となっている。株式会社三井住友銀行が主幹事を務めており、参加行は株式会社青森銀行、株式会社群馬銀行、株式会社山陰合同銀行、株式会社三十三銀行、株式会社滋賀銀行、株式会社南都銀行、株式会社西日本シティ銀行、株式会社福岡銀行。メザニンレンダーとしてSMFLみらいパートナーズも参加する。

*アイキャッチ UnsplashJules Morelが撮影した写真

【情報ソース】
当社の陸上風力発電事業に関する融資関連契約の締結のお知らせ(*PDFファイルが開きます、772KB)、2023年3月31日、株式会社レノバ

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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