【開発】住友商事、仏ノワールムーティエ洋上風力　PF組成完了し工事着工

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　2023年4月6日、住友商事株式会社（以下、「住友商事」）は事業参画しているノワールムーティエ洋上風力発電事業において、4月5日にプロジェクトファイナンス組成を完了させ、着床式洋上風力発電所の建設を開始することを発表した。

　当該事業はフランスのビスケー湾沖合約12kmの海域において計画されている出力500MWの着床式洋上風力発電事業だ。総事業費は約3,500億円。約22億ユーロ（約3,000億円）のプロジェクトファイナンスの組成が完了し、2025年後半の完工を目指して工事を進める。完工後の事業期間は25年の予定で、フランスの国営電力会社との長期契約に基づき売電する。

　事業会社は Éoliennes en Mer des Iles d’Yeu et de Noirmoutier。株主は住友商事（29.5%）のほか、フランスの大手電気・ガス事業者ENGIE社とスペインの再生可能エネルギー事業開発運営者のEDP Renewable社の合同会社Ocean Winds社（60.25%）、フランスの預金供託公庫のCaisse des Dépôts et des Consignations社（9.75%）、フランスの再生可能エネルギー発電所の事業開発運営者のVendée Energie社（0.5%）で構成されている（*カッコ内の数字%は事業会社への出資比率）。

　住友商事は英仏海峡洋上沖合約15kmの海域において、Ocean Winds社とCaisse des Dépôts et des Consignations社とともにル・トレポール洋上風力発電事業（着床式）の共同開発も進めている。こちらは出力は500MW、2023年5月頃に着工し、2026年後半に完工となる予定だ。事業会社はÉoliennes en Mer Dieppe et Le Tréport。株主はOcean Winds社（60.5%）、Caisse des Dépôts et des Consignations社（10.0%）、住友商事（29.5%）で構成されている（*カッコ内の数字%は事業会社への出資比率）。

*アイキャッチ　Unsplashのmicheile hendersonが撮影した写真

【情報ソース】
・仏ノワールムーティエ洋上風力発電事業におけるプロジェクトファイナンス組成および建設工事開始について～欧州における洋上風力発電事業のさらなる拡大～、2023年04月06日、住友商事株式会社

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