【開発】東京電力リニューアブルパワー、スコットランド沖合の浮体式洋上風力2海域を落札

2023.04.05 事業参画・売買レポート


 2023年3月27日、東京電力リニューアブルパワー株式会社は同社子会社のFloatation Energy社がノルウエーのVårgrønn社とともに、Crown Estate Scotlandが実施する洋上風力Innovation and Targeted Oil and Gasラウンドにおいて、浮体式洋上風力発電設備を独占的に開発する海底リース権を2海域(Grenn VoltとCENOS)落札したことを発表した。

 Green Voltはアバディーンから北東の海域(北海)で最大560MWの浮体式洋上風力発電事業を実施するというものだ。操業期間は30年間。これから風況・海底調査や設備設計等を行い、2025年に着工、2028年に商業運転を開始する計画になっている。

 一方のCENOはアバディーンから東の海域(北海)で最大1350MWの浮体式洋上風力発電事業を実施するというものだ。操業期間は30年間。各種調査・設計等を進め、2026年に着工し、2030年に商業運転を開始する計画になっている。

 Flotation Energy社は当該2プロジェクトの他に、アイリッシュ海のMorecambe(英国、着床式、出力480MW)、ケルト海のWhite Cross(英国、浮体式、出力100MW)の2案件についても開発権を保有している。

*アイキャッチ UnsplashJoachim Presslが撮影した写真

【情報ソース】
当社子会社による英国洋上風力発電開発に係る海底リース権の落札について、2023年3月27日、東京電力リニューアブルパワー株式会社

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