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【開発】経済産業省・国土交通省、長崎県五島市沖の浮体式洋上風力発電事業の公募占用計画を認定/2022年9月1日より工事着工

2022.04.27 事業参画・売買レポート


 2022年4月26日、経済産業省と国土交通省は再エネ海域利用法に基づく海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域である「長崎県五島市沖」について、選定事業者の五島フローティングウィンドファーム合同会社から提出された公募占用計画を認定したことを発表した。

(完成予想図 出典:戸田建設株式会社)

 当該事業は長崎県五島市沖の促進区域内(海底面積2,726.5ha)に浮体式洋上風力発電設備を建設し、その後の運営を行うものだ。商用としては国内初の浮体式による洋上風力発電事業であり、再エネ海域利用法に基づいて開発される洋上風力発電所としても国内初の事業になる。

 定格出力2,100kWの浮体式洋上風力発電(日立製作所製・ハイブリッドスパー型・3点係留方式)を8基新設し、総出力は16,800kWとなる。電力の供給価格は36円/kWh。促進区域内における設備設置工事は2022年9月1日から工事を開始し、運転開始は2024年1月1日となる予定だ。

 発電設備の建設に際して、五島市の福江港大津埠頭に浮体部建造ヤードを整備し、浮体鋼製部の組立、浮体PC部の製造、各部材の接続組立などが行われる方針だ。稼働後の風力発電の運転管理は、機動的な対応が必要になる事象も想定され、五島市内の企業が採用される見込み。

(関係者模式図 出典:経済産業省)

 事業会社は五島フローティングウィンドファーム合同会社。出資者は戸田建設株式会社(代表社員)、ENEOS株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社INPEX、関西電力株式会社、中部電力株式会社。

*アイキャッチ 出典:戸田建設株式会社

【情報ソース】
「長崎県五島市沖」における洋上風力発電事業について公募占用計画を認定しました、2022年4月26日、経済産業省
長崎県五島市沖 海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域国内初の公募占用計画の認定 浮体式洋上風力発電所の実現に向けて、2022年04月26日、戸田建設株式会社

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