• Home
  • トピック
  • 【戦略】関西電力とRWE Renewables、国内浮体式洋上風力の実現可能性について共同検討

【戦略】関西電力とRWE Renewables、国内浮体式洋上風力の実現可能性について共同検討

2021.08.29 トピック


 2021年8月23日、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)とRWE Renewables(以下、「RWE」)は日本国内での大規模浮体式洋上風力発電事業の実現可能性を共同で検討する契約を締結したことを発表した。

 RWEはドイツに本社を置く世界有数の再生可能エネルギー企業だ。陸上・洋上風力発電所、太陽光発電所、蓄電施設などを合わせて約9GWの発電設備容量を保有している。現在、ノルウェーやスペイン、米国で3つの浮体式実証プロジェクトを進めており、浮体式基礎について様々な検証を進めている。加えて、日本においても秋田県や新潟県などで着床式洋上風力発電の実現性検討を行っており、国外での実績や洋上風力発電分野でのノウハウは豊富にある。

 関西電力は国内においては秋田県、山形県、長崎県で洋上風力開発を推進しており、欧州ではRWEとの共同事業を含み2件の洋上風力発電事業に参画している。政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現には浮体式洋上風力発電の開発が1つの鍵になると関西電力は考えており、今後、RWEとの関係を強化の上、国内大規模浮体式洋上風力発電事業の実現可能性を共同で検討する。将来的には海外を含めたより広範なパートナーシップに発展させることも可能性としてあるようだ。

*アイキャッチ Photo by Mathyas Kurmann on Unsplash  

【情報ソース】
日本の浮体式洋上風力発電事業における提携について(*PDFファイルが開きます、1,353KB)、2021年8月23日、関西電力株式会社(*RWE Rwnewablesとの共同リリース)

【関連記事】
【開発】関西電力、フィンランドの陸上風力発電事業(総出力216MW)に参画/アラヤルヴィ陸上風力発電プロジェクト
【実証】東京電力リニューアブルパワー、ノルウェーの「テトラ・スパー型」浮体式洋上風力発電の実証事業に参画
【参画】住友商事、英国の洋上風力発電事業Five Estuariesに参画

【オススメ!】
【寄稿】洋上風力 発電コスト低減に向けた考察 ~金融機関の観点から~(前編)
【寄稿】洋上風力 発電コスト低減に向けた考察 ~金融機関の観点から~(後編)

, , , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ