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【開発】東京ガス・信夫山福島電力、福島県楢葉町・富岡町沖における浮体式洋上風力発電事業の検討を開始

2023.02.05 事業参画・売買レポート


 2023年2月3日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)と信夫山福島電力株式会社(以下、「信夫山福島電力」)は福島沖における浮体式洋上風力発電事業の検討を開始したことを発表した。同日、環境影響評価方法書の縦覧も開始している。

 対象事業区域は福島県楢葉町・富岡町沖約18kmの海域(約1,000ha)で、当該海域内に2基の風力発電機を設置する。最大15,000kWの風力発電機を使用する計画で、総発電出力の最大は30,000kWになる見込みだ。 対象事業区域は経済産業省が2011年度から2021年度にかけて実施した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」の実施区域と一部区重複した位置となっており、実証事業で得られたノウハウを活用して事業は進められる。

 浮体基礎は欧州で実績のあるプリンシプル・パワー社のものを採用する。プリンシプル・パワー社は米国のスタートアップ企業で浮体基礎システムのウィンドフロート技術を開発・保有している。東京ガスはプリンシプル・パワー社に20億円超の出資を行っており、主要株主の一社となっている。

 環境影響評価方法書の縦覧期間は2023年2月3日(金)から3月6日(月)まで。

*アイキャッチ UnsplashBrady Belliniが撮影した写真

【情報ソース】
福島沖における浮体式洋上風力発電事業の検討開始について、2023年2月3日、東京ガス株式会社(*信夫山福島電力株式会社との共同リリース)

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