【ファンド】DBJ、300億円規模の海外インフラファンドを組成

2022.10.10 インフラファンド動向


 2022年10月4日、株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」)はグループ会社のDBJアセットマネジメント株式会社(以下、「DBJアセットマネジメント」)を通じて、DBJが保有する海外インフラ資産をシードアセットとして組み入れたアセット特定型海外インフラファンドの組成を発表した。DBJに加えて、富国生命保険相互会社など複数の機関投資家が総額約300億円の出資約束をしている。

 ファンド名称はSouth Tower Global Infrastructure Investment & Finance, L.P.。ファンドの管理・運営はDBJアセットマネジメントが行う。当該ファンドは日本を除くOECD諸国におけるインフラ資産のエクイティを投資対象としており、その中でも操業開始済みで安定的なキャッシュフローを創出するインフラに限って投資する。ブラウンフィールドに投資することで、各種リスクの低減と期中イールドの確保を図る考えだ。

 当該ファンドには、資産のパフォーマンスについて一定期間確認ができている欧州の交通インフラや豪州のエネルギーインフラがシードアセットとして組み入れられている。

*アイキャッチ UnsplashSigmundが撮影した写真

【情報ソース】
DBJグループが保有する海外インフラ資産でのファンド組成~国内機関投資家と海外インフラ資産をつなぐ~(*PDFファイルが開きます、319KB)、2022年10月4日、株式会社日本政策投資銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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