【ファンド】東京海上アセットマネジメント、120億円規模の再エネファンドを組成

2022.02.09 インフラファンド動向


 2022年2月7日、東京海上アセットマネジメント株式会社(以下、「東京海上アセットマネジメント」)は「TMニッポン再生可能エネルギーファンド2021投資事業有限責任組合」(以下、「当該ファンド」)を組成したことを発表した。

(ファンドのストラクチャー 出典:東京海上アセットマネジメント株式会社)

 当該ファンドのエクイティ規模は120億円(コミットメントベース)。投資対象は日本国内の固定価格買取制度(FIT制度)の適用を受ける再生可能エネルギー発電事業だ。新しい取組の一つとして、FIT制度に依拠しない発電事業への投資機会も模索する方針。長期安定型の収益に加えて、地域資源の活用や環境貢献に資する運用を目指す考えだ。

 東京海上アセットマネジメントはTMAグリーンエナジー2021合同会社(無限責任組合員)を通じてGP出資するほか、当該ファンドに関する投資判断や管理事務業務等を行う。当該ファンドへは複数の投資家もLP出資の形で参加する方針で、すでに明治安田生命保険相互会社が10億円の投資を表明している。

*アイキャッチ Photo by Red Zeppelin on Unsplash 

【情報ソース】
TMニッポン再生可能エネルギーファンド2021のローンチについて(*PDFファイルが開きます、575KB)、2022年2月7日、東京海上アセットマネジメント株式会社
TMニッポン再生可能エネルギーファンド2021への投資について~再生可能エネルギー発電事業への取組み支援~(*PDFファイルが開きます、105KB)、2022年2月7日、明治安田生命保険相互会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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