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【ファンド組成】住友商事・三井住友銀行・DBJ、海外洋上風力発電事業投資ファンドを設立/シードアセットに英国「レースバンク」「ギャロパー」の2案件を組入れ

2019.02.17 インフラファンド動向


 2019年02月14日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)、株式会社三井住友銀行(以下、「三井住友銀行」)、株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」)は共同で出資するファンド運営会社『スプリング・インフラストラクチャー・キャピタル株式会社』を通じて、1号ファンドとして日本初となる海外洋上風力発電事業投資ファンドの設立を発表した。

 当該ファンドはスプリング・インフラストラクチャー・キャピタルがジェネラルパートナーを務め、住友商事、三井住友銀行、DBJもリミティッドパートナーとして参加する。加えて、国内投資家から資金を集めファンド総額は最大300億円程度を目指す。投融資の対象は海外の洋上風力発電事業。シードアセットとして住友商事が保有する英国の洋上風力発電資産「レースバンク洋上風力発電事業」と「ギャロパー洋上風力発電事業」を組み入れる予定だ。

(ファンドスキーム図 出典:住友商事株式会社)

 スプリング・インフラストラクチャー・キャピタルは住友商事(51%)、三井住友銀行(24.5%)、DBJ(24.5%)が出資し、2018年07月に設立された。今後は再生可能エネルギー分野への投融資の知見を有するメンバーをスプリング・インフラストラクチャー・キャピタルに派遣し、投資先のインフラ事業の運営にも参画する。加えて、多様な投資先を求める国内の資金ニーズの高まりを受け、インフラ事業へ資金を還流する仕組みをつくりたい考えだ。
 住友商事は安定操業段階に入った資産(ブラウンフィールド案件)を当該ファンドへ売却することで、戦略的な資産入れ替えを行い、今後更なるインフラ案件の発掘・開発に注力する。

*アイキャッチ 出典:住友商事株式会社

【情報ソース】
再生可能エネルギーファンドの設立について~1号ファンドは日本初の海外洋上風力発電事業投資ファンド~、2019年02月14日(株式会社三井住友銀行、株式会社日本政策投資銀行、スプリング・インフラストラクチャー・キャピタル株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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