【増資】東急不動産、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人が行う第三者割当増資を引受

2020.07.19 インフラファンド動向


 2020年07月10日、東急不動産株式会社(以下、「東急不動産」)は日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(以下、「当該投資法人」)が行う第三者割当増資により発行される新投資口の引受を発表した。

 当該投資法人が新たに発行する投資口数は1,600口。発行価額は1口当たり¥101,740、調達資金の総額は1億5,678万4千円になる(差引手取概算額)。調達された資金は当該投資法人が保有する再生可能エネルギー発電設備(特定資産)に係る出力制御対応改造工事等に充当する予定だ。

 当該投資法人はリニューアブル・ジャパン株式会社(以下、「リニューアブル・ジャパン」)をスポンサーとして、2017年3月29日に東京証券取引所インフラファンド市場に上場している。

 東急不動産は2017年8月にリニューアブル・ジャパンの第三者割当増資により発行された普通株式を約5億円で引受け、2020年3月には当該投資法人の資産運用業務を受託しているアールジェイ・インベストメント株式会社の発行済株式の一部も取得することで、既に当該投資法人にスポンサー参画している。今回の増資引受は東急不動産の当該投資法人をより強くサポートする姿勢を明確化させた形だ。

 東急不動産は今後行われる固定価格買取制度の抜本的な見直しを見据え、開発した小型の再生可能エネルギー発電設備を当該投資法人に売却し、固定価格買取制度によらない事業推進を目指す方針。当該投資法人のポートフォリオの拡大や安定した賃借スキームの進展などにも貢献したい考えだ。

【情報ソース】
再生可能エネルギー事業領域で「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」へ出資~リニューアブル・ジャパンと提携をさらに強化~、2020年07月10日、東急不動産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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