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【ファンド】リニューアブル・ジャパン、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人に対するTOB成立

2022.06.26 インフラファンド動向


 2022年6月24日、リニューアブル・ジャパン株式会社(以下、「リニューアブル・ジャパン」)は同社グループが設立した日本再生可能エネルギーインフラ投資法人に対して行っていた公開買付け(TOB)が成立し、応募株券全部の買付けを行うことを発表した。

 公開買付けは2022年5月13日から6月23日まで行われ、買付予定数が200,598口(下限:133,732口)のところ、応募株券等の総数は146,962口あり、公開買付けが成立した。買付け等の価格は115,000円/口。6月30日から応募株券等の全部の買付けが行われる予定で、買付け等をおこなった後はリニューアブル・ジャパンの所有割合は73.26%になる。日本再生可能エネルギーインフラ投資法人はリニューアブル・ジャパンの連結子会社となり、上場廃止となる見通しだ。

 リニューアブル・ジャパンは公開買付け費用で一時的な落ち込みも想定されるが、稼働済みの自社保有発電所は出力に換算して109.2MW(買付前:227.2MW、買付後:336.4MW)増加し、EBITDAは10倍以上に拡大することが見込まれている。2025年度EBITDAの目標金額は150億円が掲げられていたが、目標超えの金額となりそうだ。今後は安定的な収益の積上げを重視してストック型ビジネスの拡大を目指す方針で、自社保有発電所を増やし、内製化を進めるなどしてAM業務やO&M業務の連携をスムーズにする考え。

*アイキャッチ Photo by Andreas Gücklhorn on Unsplash 

【情報ソース】
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人投資口(証券コード:9283)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ及び子会社の異動に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、289KB)、2022年6月24日、リニューアブル・ジャパン株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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