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【開発】鈴鹿グループ・JR東日本エネルギー開発、愛知・岐阜県境で太陽光発電所建設へ/新生銀行のグリーンローンで資金調達

2021.07.24 事業参画・売買レポート


 2021年7月14日、株式会社鈴鹿(以下、「鈴鹿グループ」)はJR東日本エネルギー開発株式会社(以下、「JR東日本エネルギー開発」)とともに、愛知県瀬戸市と岐阜県多治見市にまたがるエリアで太陽光発電所を開発することを発表した。建設工事への着工やプロジェクトファイナンスによる融資関連手続きの完了も発表されている。

 発電所名称はパワープラント瀬戸太陽光発電所。当該発電所は発電規模28MWの太陽光発電所として建設を予定しており、2023年の操業開始を目指している。初年度の発電電力量は31,540MWh/年、CO2排出削減効果は14,256トン/年を見込んでいる。事業会社は鈴鹿グループとJR東日本エネルギー開発が設立した合同会社サクシード瀬戸。

 事業資金は株式会社新生銀行の新生グリーンローンにて調達されている。当該ローンは共同アレンジャーである株式会社三十三銀行との協調融資となっており、太陽光発電所の建設資金を資金使途とするファイナンス組成がなされている。

 新生グリーンローンは明確な環境改善効果が認められる事業に資金使途を限定したローンで、新生銀行が2020年5月に策定した「新生グリーンファイナンス・フレームワーク」に適合するファイナンスだ。当該フレームワークは同社内のサステナブルインパクト評価室でも評価・確認が行われていることに加えて、関連原則(*と整合的であることや社内における実施体制が堅固であることについて、株式会社日本格付研究所(JCR)から第三者意見を取得したものとなっている。

(*
国際資本市場協会(ICMA)が公表している「グリーンボンド原則」、「ソーシャルボンド原則」、「サステナビリティボンド・ガイドライン」に加えて、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)ならびにアジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーションが策定した「グリーンローン原則」。

*アイキャッチ Photo by Markus Spiske on Unsplash 

【情報ソース】
パワープラント瀬戸太陽光発電所建設着工、2021年07月14日、株式会社鈴鹿
【サステナブルインパクト】株式会社鈴鹿が組成する合同会社に対するグリーンローンの実行について(*PDFファイルが開きます、KB
)、2021年07月14日、株式会社新生銀行

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