【参画】JRE・東北電力・ENEOS、秋田県の八峰能代沖洋上風力発電事業を共同事業化

2020.09.12 事業参画・売買レポート


 2020年9月10日、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(以下、「JRE」)は同社が開発を進めている八峰能代沖洋上風力発電事業に東北電力株式会社(以下、「東北電力」)とENEOS株式会社(以下、「ENEOS」)が新たに出資参画することを発表した。

 JREが事業会社として「合同会社八峰能代沖洋上風力」を設立しており、現在は秋田県八峰町及び能代市沖における洋上風力発電事業の事業化に向けた検討を行っている。当該海域は風況に恵まれており、2020年7月に国が行った再エネ海域利用法における今後の促進区域の指定に向けた整理では、協議会の組織等の準備に着手する有望な区域とされている。

 当該事業は八峰町及び能代市沖合において、0.8万kW~1万kW級風力発電機を最大22基活用して、最大15.5万kWの洋上風力発電所を建設し運営するというものだ。運転開始は2024年以降を予定している。

 東北電力は東北6県及び新潟県を中心に、風力発電を主軸とした再生可能エネルギー全般について200万kWの電源開発を目指しており、ENEOSも再生可能エネルギー事業を次世代の柱の一つに位置づけ、2022年度までに発電容量持分を約100万kWまで拡大させる方針。両社とも早期の目標達成に向けて積極的に取り組む考えだ。

*アイキャッチ フォトマシューTレーダーUnsplash

【情報ソース】
八峰能代沖洋上風力発電事業の共同事業化について(*PDFファイルが開きます、648KB)、2020年9月10日、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社

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