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【開発】出光興産、ノルウェーの油田向け浮体式洋上風力発電設備(88MW)を開発へ/石油ガス生産設備で使用するエネルギーの約35%を再エネに置換

2019.10.19 事業参画・売買レポート


 2019年10月16日、出光興産株式会社(以下、「出光興産」)は同社の子会社である出光スノーレ石油開発株式会社(以下、「出光スノーレ石油開発」)がノルウェーのスノーレ油田で開発を予定している浮体式洋上風力発電導入計画をノルウェー政府に提出したことを発表した。

(スノーレ油田近傍の地図 出典:出光興産株式会社)

 スノーレ油田はノルウェー西部ベルンゲン市の北西約200km、水深300-500mにある。出光スノーレ石油開発(資本構成:出光興産50.5%、大阪ガスサミットリソーシズ株式会社49.5%)がノルウェーの現地法人「出光ペトロリアムノルゲ」を通じて9.6%の権益(*)を保有している。

(*)スノーレ油田の権益比率は出光ペトロリアムノルゲ(Idemitsu Petroleum Norge AS)が9.6%、エクイノール(Equinor Energy AS、オペレーター)が33.3%、ペトロ(Petoro AS)が30.0%、エクソンモービル(ExxonMobil and Production Norway AS)が17.4%、ディーイーエーノルゲ(DEA Norge AS)が8.6%、バーエナジー(Vaar Energi AS)が1.1%となっている。

(プロジェクトの洋上風力発電イメージ図(エクイノール社提供) 出典:出光興産株式会社)

 当該開発計画は石油ガス生産設備における洋上風力発電による電力確保事業計画として、2018年08月から検討が進められていたものである。油田のあるベルンゲン市の沖合約200kmの位置に、定格容量8MWの浮体式洋上風力発電設備11基を使用して洋上ウィンドファームを建設する。施設名称はHywind Tampen floating wind farm。実績の豊富なエクイノール社のHywind(ハイウィンド)と呼ぶコンセプトを取り入れた。

 当該施設の総発電容量は88MWとなる見込みだ。発電した電力はスノーレ油田と近傍のガルファクス油田に供給される。これにより当該エリアの石油ガス生産設備で現在使用しているガスタービン発電から生じる二酸化炭素の排出量を年間約20万トン削減することが可能になる。開発計画全体で使用する電力の約35%が再生可能エネルギーに置換される計算だ。

 今後、浮体式洋上風力発電設備の建設を行い、ノルウェー西部のグレン(Gulen)地区で組立て、洋上設置作業を行う予定だ。計画通りに進めば、2022年後半の運転開始となる。

*アイキャッチ 出典:出光興産株式会社

【情報ソース】
ストーレ油田向け洋上風力発電導入開発計画をノルウェー政府に提出 世界初の試み 石油ガス生産設備に直接接続する浮体式洋上風力発電設備の開発を開始、2019年10月16日、出光興産株式会社

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