【開発】東北電力とアカシア・リニューアブルズ、宮城県白石市で陸上風力発電所を共同開発

2020.05.23 事業参画・売買レポート


 2020年05月21日、東北電力株式会社(以下、「東北電力」)とアカシア・リニューアブルズ株式会社は宮城県白石市で陸上風力発電設備を共同開発することを発表した。

 当該事業名称は「(仮称)白石越河風力発電事業」。宮城県白石市越河地区で出力規模約38MWの陸上風力発電設備を建設する計画だ。発電電力量は一般家庭約21,400世帯相当となる見込みだ。現時点では2024年度以降の運転開始を予定している。

 アカシア・リニューアブルズはマッコーリーグループの日本における再生可能エネルギーの事業開発プラットフォーム。現在、国内では福井県や鹿児県で風力発電を計画しており、2020年3月には大阪ガス株式会社と日本国内の洋上風力発電事業の共同検討を目的とした協力協定を締結している。マッコーリーグループは台湾の洋上風力発電プロジェクトFormosa1~3(出力は1:128MW、2:376MW、3:2,004MW)に参画するなど、海外では16件(2020年3月時)の洋上風力発電事業の実績がある。

*アイキャッチ Photo by Sergio Martínez on Unsplash

【情報ソース】
(仮称)白石越河風力発電事業への参画について、2020年05月21日、東北電力株式会社
宮城県における陸上風力発電事業の開発について共同開発契約を締結、2020年5月21日、アカシア・リニューアブルズ株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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