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【ファンド】三菱重工、コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズと協業/北海道の洋上風力発電プロジェクトで

2020.08.01 インフラファンド動向


 2020年07月30日、三菱重工業株式会社(以下、「三菱重工」)は北海道における洋上風力発電プロジェクトの開発に関して、デンマークのファンドマネジメント会社Copenhagen Infrastructure Partners P/S(コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ。以下、「CIP社」)と協業することを発表した。

 三菱重工はCIP社との協業を洋上風力発電事業を手掛ける出発点と位置付けている。同じデンマークのVestas Wind Systems A/S(以下、ヴェスタス社」)と折半出資で設立したMHI Vestas Offshore Wind A/S(以下、「MHIヴェスタス」を通じて、欧州を中心とした洋上風車市場に洋上風力発電機OEMとして参画しているが、洋上風力発電事業のバリューチェーン全体に目を向け、洋上風力発電事業を新たな成長戦略の一つとして発展させたい考えだ。

 CIP社は洋上風力発電を含む再生可能エネルギー・インフラ投資を中心とした大手ファンド運用会社。2012年に設立された。約100億ユーロ(約1兆2500億円、2020年8月1日時点)の資金を運用しており、米国・英国・ドイツ・スペイン・台湾の大規模なエネルギー・インフラ資産20件に投資をしている。容量に換算して約8GW相当だ。加えて、15件以上のグリーンフィールドのエネルギー・インフラ・プロジェクトがある。

*アイキャッチ Photo by Pavita Jangprasit on Unsplash

【情報ソース】
三菱重工とコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ 北海道洋上風力発電開発で協業、2020年07月30日、三菱重工業株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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