【投資】グリーンファイナンス推進機構、中小水力発電ファンドに出資

2024.03.10 インフラファンド動向


 2024年3月4日、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構(以下、「グリーンファイナンス推進機構」)はみらい・パートナーズ株式会社(以下、「みらい・パートナーズ」)が運営する「みらいハイドロパワーⅡ投資事業有限責任組合(LPSⅡ)」(以下、「当該ファンド」)に出資実行したことを発表した。

 当該ファンドは水力発電事業の経験やノウハウを培ってきたみらい・パートナーズが無限責任組合員(GP)として1億円、有限責任組合員(LP)としてグリーンファイナンス推進機構が8億円、SMFLみらいパートナーズ株式会社が4億円、NECキャピタルソリューション株式会社が4億円を出資している。ファンド規模は17億円。今後、みらい・パートナーズが投資対象の個別プロジェクトごとに水力発電事業会社を設立し、当該ファンドが事業会社に匿名組合出資を行う方針だ。

 グリーンファイナンス推進機構は環境省が所管する地域脱炭素投資促進ファンド事業により設置された基金の運用を行っているが、2022年10月28日に株式会社脱炭素化支援機構が設立されたことに伴って、新規の出資申請の受付は終了している。

*アイキャッチ UnsplashDenys Nevozhaiが撮影した写真

【情報ソース】
中小水力発電ファンドへの出資実行について(*PDFファイルが開きます、243KB)、2024年03月04日、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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