【ファンド】スパークス・グループ、蓄電所ファンドを設立 ファンド規模263億円

2024.02.01 インフラファンド動向


 2024年2月1日、スパークス・グループ株式会社(以下、「スパークス・グループ」)は蓄電所事業を投資対象とする「スパークス・グリーン蓄電所ファンド」を設立したことを発表した。

 当該ファンドはスパークス・グループが運営者(無限責任組合員)、スパークス・グループの子会社スパークス・アセット・マネジメント株式会社が運用代理人となり、機関投資家からの出資を受けて設立された。出資金の総額は263億円。有限責任組合員として参加する機関投資家は株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社常陽銀行、朝日生命保険相互会社、リコーリース株式会社等。ファンド期間は25年。

 蓄電所は系統用蓄電池とも呼ばれ、天候や時間帯によって発電量が変動する再生可能エネルギーに対して、調整力や供給力を提供するものだ。再生可能エネルギーの出力抑制を減らし、再生可能エネルギーを最大限活用するためには蓄電所の導入拡大が必要になるものと見込まれている。

 スパークス・グループは新たに制度活用が進む受給調整市場、容量市場における脱炭素電源オークション、卸電力市場を活用し、安定的な事業運営を目指す考え。スパークス・グループの子会社スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社が再生可能エネルギー事業に加え、蓄電池事業も推進する方針。

*アイキャッチ UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

【情報ソース】
スパークス・グループによる「スパークス・グリーン蓄電所ファンド」の設立について(*PDFフィルが開きます、448KB)、2024年2月1日、スパークス・グループ株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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