【出資】東京ガス、英国の洋上風力投資ファンドに出資

2023.11.19 インフラファンド動向


 2023年11月17日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)は英国のオクトパスエナジー社が設立した洋上風力投資ファンドに出資することを発表した。

 当該ファンドの名称はOctopus Energy offshore Wind SCSp(オープンエンド型)。無限責任組合員はオクトパスエナジー社の100%子会社オクトパスエナジージェネレーション社が設立したOctpus Energy Offshore Wind GP S.A.R.L.。設立時期は2022年10月で、2030年までに総額35億ユーロのファンド規模となることが目指されている。

 当該ファンドの投資対象は洋上風力および開発プラットフォームで、洋上風力投資に特化させていることが特徴だ。オランダ沖合で操業中のBorssele(ボルセレ)Ⅲ/Ⅳ洋上風力発電所などへの投資実績があるほか、欧州の太陽光・陸上風力を中心に、70億ユーロの再生可能エネルギー電源へ投資を実施している。

 東京ガスはコーナーストーン投資家として2.2億ユーロ(日本円に換算して約350億円)の出資コミットメントを行う予定。

*アイキャッチ UnsplashImmo Wegmannが撮影した写真

【情報ソース】
洋上風力投資ファンドの設立と出資について、2023年11月17日、東京ガス株式会社(*オクトパスエナジー社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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