【ファンド】Photonグループ設立のファンド、台湾・台南で漁電共生型太陽光発電事業(PPA)

2023.09.24 インフラファンド動向


 2023年9月13日、JA三井リース株式会社(以下、「JA三井リース」)はPhotonグループが組成し、JA三井リース、東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、「東芝エネルギーシステムズ」)、芙蓉総合リース株式会社(以下、「芙蓉総合リース」)が出資するPhoton Taiwan Fund, L.P.が、台湾企業の誠新綠能股份有限公司(以下、「誠新」)とともに太陽光発電所を建設し、オフサイト型コーポレートPPAの形で半導体製造会社向けに電力供給を行うことを発表した。

 当該事業は台南で出力120MWの漁電共生型太陽光発電所を建設・所有・運営するもので、発電した電力はオフサイト型コーポレートPPAとして、半導体製造会社に供給する計画となっている。太陽光発電設備は屋内養魚場の屋上に設置する。なお、屋内養魚場で行う養殖事業については、誠新が設立した誠光養殖科技股份有限公司が事業運営する。発電所の建設は誠新が主体となって2023年8月から始まっており、商業運転の開始は2024年度末になる予定。

 Photonと誠新は360MWの太陽光発電所を追加建設する計画も持っており、将来的には合計480MWの再生可能エネルギー由来のグリーン電力を供給する見込みだ。

 Photon Taiwan Fund, L.P.は2021年1月に運用開始されたファンドだ。投資対象は台湾の太陽光発電所で、エクイティ投資金額は4,000万米ドル。

*アイキャッチ UnsplashYun-Yue Hsuが撮影した写真

【情報ソース】
Photon Taiwan Fund、台湾にて120MW太陽光発電所を建設、半導体製造会社にグリーン電力供給へ(*PDFファイルが開きます、532KB)、2023年9月13日、JA三井リース株式会社(*Photonグループ、東芝エネルギーシステムズ株式会社、芙蓉総合リース株式会社、誠新綠能股份有限公司との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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