【売買】東京センチュリー、英国内の稼働済み太陽光発電所34カ所(303MW)を共同で取得

2024.01.31 事業参画・売買レポート


 2024年1月30日、東京センチュリー株式会社(以下、「東京センチュリー」)は英国の独立系資産運用グループ「シュローダー」のグループ会社であるSchroders Greencoat LLC(以下、「Greencoat」)とともに、英国内の稼働済み太陽光発電所34ヵ所(303MW)を取得することを発表した。

 2014年から2017年にかけて英国各地で商業運転を開始した全53ヵ所の太陽光発電所うち、34ヵ所を東京センチュリーとGreencoatが共同で取得し、運営する。残り19ヵ所の太陽光発電所についてはGreencoatが運営するファンドが取得する。英国では再生可能エネルギーの普及・促進を目的とするRenewable Obligation Certificates(ROC)の下で発電事業者が売電収入の他に環境価値収入を得られる制度があり、今回東京センチュリーが共同で取得する太陽光発電所34ヵ所のうち、31ヵ所はROC認定を取得しているものだ。

 東京センチュリーは「中期経営計画2027」において、海外再生可能エネルギー事業の拡大を成長戦略の一つに掲げており、今後も事業パートナーとともに、欧州/北米/豪州における再生可能エネルギー事業の拡大に注力する方針。東京センチュリーの行っている再生可能エネルギー事業は146ヵ所、発電容量としては758MWで、2027年度末には約1GWの発電容量の保有となる見通し。

*アイキャッチ Unsplash🇻🇪 Jose G. Ortega Castro 🇲🇽が撮影した写真

【情報ソース】
英国太陽光発電ポートフォリオの持分取得について(*PDFファイルが開きます、394KB)、2024年1月30日、東京センチュリー株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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