【売買】出光興産、米国・コロラド州で太陽光発電所(100MWp)を取得/GCLニューエナジーから

2019.09.17 事業参画・売買レポート


 2019年09月10日、出光興産株式会社(以下、「出光興産」)は同社の連結子会社であるSolar Frontier Americas Inc.が米国コロラド州のメガソーラープロジェクトを買収したことを発表した。

(イメージ画像:Solar Frontier Americas が2017年に完成させたメガソーラー発電所 出典:出光興産株式会社)

 取得した太陽光発電所は米国コロラド州アダムス郡で開発予定の発電規模100MWpのメガソーラー(プロジェクト名:Pioneer)だ。建設前段階のものであり、2020年の商業運転開始を目指してこれから建設工事を進める。施設の稼働後はコロラド州内の電力会社Intermountain Rural Electric Association社と長期売電契約を締結し、一般家庭約26,000世帯相当の電力供給を行う。

 出光興産は当該プロジェクトをGCL New Energy Holding Limited社(*)の100%子会社のGGCL New Energy,Inc.から取得した。出光興産としては、2018年に買収したカリフォルニア州のメガソーラー(プロジェクト名:Mustang Ⅱ、発電規模:210MWp)に次いで、米国で2つめの発電所建設・売電事業となる。

(*)GCL New Energy Holding Limited社は香港証券取引所に上場する再生可能エネルギー電源開発企業。2018年末時点で世界各地211箇所で太陽光発電所を保有・運営しており、その総発電容量は約7.309GWとなっている。

 出光興産は太陽光発電等の再生可能エネルギーの需要が伸びると判断しており、今後も北米やアジア地域での再生可能エネルギー発電事業に積極的に参入する方針だ。

*アイキャッチ 出典:出光興産株式会社

【情報ソース】
米コロラド州で100MW太陽光発電プロジェクト「Pioneer」を開始―米国で2番目の発電所建設・売電事業、再生可能エネルギーにより26,000世帯分の電力を供給―、2019年09月10日、出光興産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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