【売買】大林組、ニュージランドの再エネ事業会社の株式50%を取得

2023.11.15 事業参画・売買レポート


 2023年11月13日、株式会社大林組(以下、「大林組」)はニュージーランドの再生可能エネルギー発電事業会社Eastland Generation社(以下、「EG社」)の株式50%を取得し、同社を関連会社化することを発表した。

 大林組は100%出資する形で現地法人Obayashi Clean Energy New Zealand Limited(以下、「OCENZ社」)を設立し、OCENZ社を通じてEG社の株式取得を行う方針だ。

 EG社はニュージーランドにおいて地熱や水力等の再生可能エネルギー発電所の開発・運営を行っている企業だ。運営する発電所の総出力規模は63MWで、これに加え、開発許可取得済みの発電所案件を総発電規模54MW保有している。

 大林組は2021年にニュージーランド最大の輸入港を管理するオークランド港湾会社が実施する水素ステーション事業の事業パートナーに選定されており、現地企業と合弁会社を設立して地熱電力を利用したグリーン水素製造プラントを建設し、グリーン水素の試験販売等も行っている。今後、大林組がニュージーランドで計画しているグリーン水素製造に必要な再生可能エネルギーの確保に向け、EG社との協働も行う考えだ。

*アイキャッチ UnsplashJosh Tereが撮影した写真

【情報ソース】
ニュージーランドの再生可能エネルギー発電事業者「Eastland Generation社」の株式取得等について(*PDFファイルが開きます、208KB)、2023年11月13日、株式会社大林組

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