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【売買】東京電力リニューアブルパワー、秋田県湯沢市の地熱発電事業に出資参画 三井石油開発から事業会社の発行済株式15%を取得

2023.07.01 事業参画・売買レポート


 2023年6月30日、東京電力リニューアブルパワー株式会社(以下、「東京電力リニューアブルパワー」)は秋田県湯沢市小安地域で地熱発電所の開発を進めている小安地熱発電株式会社(以下、「当該事業会社」)の発行済株式15%を取得したことを発表した。

 東京電力リニューアブルパワーが取得した株式は事業に参画していた三井石油開発株式会社が保有していた持分で、当該事業会社の発行済株式の15%になる。当該事業会社へは出光興産株式会社(42.5%)、株式会社INPEX(42.5%)も出資参画している(*カッコ内の数字は事業会社への出資比率)。東京電力リニューアブルパワーが地熱事業に出資参画するのは初。

 当該事業は栗駒国定公園内にある蝸牛山の中腹に地熱発電所を建設・運営するものだ。発電所名称はかたつむり山発電所。ダブルフラッシュ方式の地熱発電所が計画されており、出力は14,990kW。再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき、発電した電力は1kWh当たり40円+税(適用期間:15年間)で売電する。運転開始は2027年3月の予定。

 かたつむり山発電所は経済産業大臣より地熱発電所として初めて「重要電源開発地点の指定」を受けた発電所である。建設に際しては独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、「JOGMEC」)の債務保証による支援を受けることが予定されている。建設工事は2022年8月に着工となっている。

*アイキャッチ 出典:東京電力リニューアブルパワー株式会社

【情報ソース】
小安地熱株式会社への出資参画について~当社地熱事業の出資参画第1号案件~、2023年6月30日、東京電力リニューアブルパワー株式会社

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