【稼働】九州電力、大岳地熱発電所の更新工事完了/10月にも営業運転開始へ

2020.09.06 事業参画・売買レポート


 2020年9月1日、九州電力株式会社(以下、「九州電力」)は2018年4月から進めていた大岳地熱発電所の更新工事が完了し、試運転を開始したことを発表した。

(更新後の大岳発電所(8月現在)出典:九州電力株式会社)

 今回の更新計画は現在の生産井や還元井を継続して利用するものの、既設発電所の隣接地に新たな設備を建設するというものだ。地下から取り出す地熱流体の量は変わらないが、発電システムの効率向上によって出力は以前の12.5MWから14.5MWに向上する。既設発電所を運転しながら隣接地にて更新工事を進められたことで、発電停止期間を短縮することもできた。

(完成イメージ 出典:九州電力株式会社)

 今後は法令に定められた保安検査や機器の調整・性能試験などを行い、2020年10月に営業運転開始の予定だ。

*アイキャッチ 出典:九州電力株式会社

【情報ソース】
大岳地熱発電所の発電を開始しました-2020年9月1日から試運転による発電を開始-、2020年9月1日、九州電力株式会社

【関連記事】
【戦略】九州電力グループ、米国の地熱技術サービス会社サーモケム社を買収/海外地熱開発・運営体制を強化
【売買】九州電力、米国ペンシルバニア州の火力発電事業の権益12.5%を取得/海外発電事業の持分出力は230万kWに
【開発】オリックス、北海道函館市で地熱発電所の工事着工/設備容量6.5MW、バイナリー方式としては国内最大規模

, , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ