2025.03.13
【戦略】九州電力、九電みらいエナジーに再エネ事業を統合
2023.03.01 トピック
2023年2月27日、九州電力株式会社(以下、「九州電力」)と九電みらいエナジー株式会社(以下、「九電みらいエナジー」)は再生可能エネルギー事業(以下、「再エネ事業」)を九電みらいエナジーへ統合することを発表した。
事業統合は九電みらいエナジーを承継会社として、九州電力の地熱事業と水力事業を統合するというもので、2024年4月に地熱事業を統合し、準備が整い次第、水力事業を統合する。再エネ事業を統合し、コア事業化を進める。
統合後、九電みらいエナジーは主要再エネ5電源(太陽光・風力・バイオマス・水力・地熱)のすべてを保有する事業者となる。意思決定の迅速化や経営基盤の強化を図り、九電グループが掲げる2030年再エネ開発目標500万kWの達成に向けて取組みを加速させる方針だ。
九州電力は統合後の目指す姿として、「九州から2050の再エネの未来を切り拓くー日本を代表する再エネ企業として、業界を先導ー」を掲げている。九州での競争優位性を確立させ、2050カーボンニュートラル実現に向けた社会の変革を牽引したい考えだ。再エネ電源としては新たに国内洋上風力案件の獲得やPPA事業の展開などを進める方針。
*アイキャッチ UnsplashのSerge Le Stratが撮影した写真
【情報ソース】
・九電グループの再生可能エネルギー事業を統合しますー再エネ事業を強化・拡大し、九電グループのコア事業へー、2023年2月27日、九州電力株式会社(*九電みらいエナジー株式会社との共同リリース)
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