【戦略】岩手銀行、再エネ関連事業に参入

2023.08.06 トピック


 2023年8月2日、株式会社岩手銀行(以下、「岩手銀行」)は同行100%子会社であるmanordaいわて株式会社(以下、「manordaいわて」)を運営主体として発電・供給業務を含む再生可能エネルギー関連事業を開始することを発表した。

 manordaいわては岩手銀行が2020年4月1日に設立した銀行業高度化等会社。これまで行ってきた地域デザイン拠点創出事業等に加え、再エネ関連事業を行う。自治体や各種団体の地域脱炭素化プロジェクト等に対するコンサルティング業務を主軸としながら、再エネ関連事業へ派生した場合には協業先として連携するビジネスモデルを目指す考え。事業対象として想定している地域の再エネ事業は太陽光、風力、水力、地熱。

 岩手銀行は2023年3月に長期ビジョン「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」や新中期経営計画「第21次中期経営計画~地域価値共創プラン~」を策定している。それらの中で、サステナビリティファイナンス実行等累計額は5,000億円(2021年度~2030年度)を掲げており、今後は再エネ開発等の資金需要の創出や自治体との連携事業による再エネ創出(PPAや卸供給等)などを目指す方針だ。

*アイキャッチ UnsplashJadon Kellyが撮影した写真

【情報ソース】
再生可能エネルギー関連事業への参入について(*PDファイルが開きます、1,038KB)、2023年8月2日、株式会社岩手銀行

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