【開発】三菱商事、英国の洋上風力発電所Hornsea 2(1,386MW)向け海底送電事業の優先交渉権を獲得

2022.09.10 事業参画・売買レポート


 2022年9月9日、三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)はInfraRed Capital Partners社とともに、英国北東部沖合約90kmに位置するHornsea 2洋上風力発電所向けの海底送電資産運営事業に係る優先交渉権を取得したことを発表した。

(送電資産稼働位置図 出典:三菱商事株式会社)

 当該事業はHornsea 2洋上風力発電所(発電出力:1,386MW)向けの送電資産(海底および陸上の送電線本体、付随する洋上および陸上変電設備)の運営を24年間に亘って行うものだ。プロジェクトコストは総額約1,900億円になる。

 三菱商事が英国における海底送電資産運営事業に参画するのは10件目。これまでの総保有送電ケーブル長は784kmとなり、同国海底送電事業のシェアトップになる。

 運営事業は三菱商事の英国100%子会社のDiamond Transmission Corporation Limitedがこれまでの海底送電資産運営の実績を活かして行う方針だ。今後、英国当局及び洋上風力発電所の開発事業者等との交渉を経て事業を進める。

*アイキャッチ 三菱商事株式会社

【情報ソース】
英国Hornsea2洋上風力発電所向 海底送電事業の優先交渉権獲得について、2022年9月9日、三菱商事株式会社

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