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【実証】日本郵船、シンガポールのオフグリッド域内で潮流発電の実証事業

2022.08.07 トピック


 2022年8月4日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)はBluenergy Solutions Pte Ltd(以下、「Bluenergy社」)が実施するシンガポールのオフグリッド域における潮流発電実証事業に参画することを発表した。

 当該実証事業では、電力会社の送電網につながっていないオフグリッド域において潮流発電を行い、発電データから発電効率や蓄発電コストの試算、蓄電装置の検証等を行う。実証を通じて得られた知見を活かして、海洋再生可能エネルギーの商用化を目指す方針だ。

 実証事業では、Bluenergy社が独自に開発したBi-Directional構造の発電タービンを使用する。Bi-Directiion構造によって満潮・干潮の双方向の流れを利用して発電することができ、発電効率を引き上げることが可能だ。並列・複数設置することで年間1GWhの電力量を発電することができ、小型であることから設置場所の制約を受けづらいという特徴を併せ持っている。

 日本郵船は2019年9月に、シンガポール島とセントーサ島を繋ぐ橋(セントーサ・ボードウォーク)の橋脚に潮流発電タービンを設置して行う実証事業に参画している。

*アイキャッチ 発電用のタービン 出典:日本郵船株式会社

【情報ソース】
シンガポールのオフグリッド域における潮流発電事象事業に参画 脱炭素化に向け海洋再生可能エネルギーの商用化を目指す、2022年08月04日、日本郵船株式会社 

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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