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【戦略】大成建設とイデオル社、洋上風力発電設備向けのコンクリート製浮体式基礎の開発について覚書締結

2019.10.12 トピック


 2019年10月11日、大成建設株式会社(以下、「大成建設」)とIdeol SA(以下、「イデオル社」)はイデオル社が保有している特許技術のダンピングプール®を用いた浮体式洋上風力発電設備向けコンクリート製浮体基礎の開発と市場開拓について覚書を締結した。

(在日フランス大使館での調印式 左:イデオル社/ブルーノ・ゲシエ営業&マーケティングディレクター、
右:大成建設/谷山二朗常務 出典:大成建設株式会社)

 イデオル社はフランスのLa Ciotat(ラ・シオタ)に本社を置くエンジニアリング企業。技術的・経済的に実現可能な浮体式洋上風力発電向け浮体基礎の開発を目的として、2010年に設立されている。世界的に評価の高い特許技術「Damping Pool®(ダンピングプール®)」を保有しており、日本及びフランスでの浮体式風力発電プロジェクトに参加実績がある。

(イデオル社のダンピングプール®を用いたコンクリート製の浮体式洋上風力発電設備 出典:イデオル社)

 大成建設はコンクリート製台船(C-Boat500)の開発、トルコ共和国ボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設工事など、様々な海洋工事に従事している。今後日本の海域で導入が進むとされている洋上風力発電事業において、浮体式洋上風力発電に使用される浮体基礎の材料にコンクリートを採用することでコスト競争力を高めたい考えがある。

 当該覚書を通して、今後は共同で日本における浮体式洋上風力発電設備向けのコンクリート製浮体基礎の開発や浮体式洋上風力発電市場の開拓を進める方針だ。

*アイキャッチ 出典:大成建設株式会社

【情報ソース】
浮体式洋上風力発電に関する覚書を締結、2019年10月11日、大成建設株式会社(*Ideol SAとの共同リリース)

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