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【戦略】GPIと北海道電力、石狩湾新港における洋上風力発電事業で連携協定/一般海域への洋上風力発電事業拡大を目指す

2019.08.28 トピック


 2019年08月08日、北海道電力株式会社(以下、「北海道電力」)は株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」)とともに、石狩湾新港における洋上風力発電事業等について連携協定を締結したことを発表した。

 当該連携協定の内容は、両社が「石狩湾新港風力発電施設の設置運営事業」と「石狩湾の一般海域における洋上風力発電事業」について、事業の開発・出資・運営に関して連携して検討を進めるというもの。役割分担についてはGPIが開発や建設の主体的な推進を行い、北海道電力は総合エネルギー企業としての知見を活用した技術的な支援や地域対応支援等を行う方針だ。詳細な検討事項については今後の協議で具体化する。

 今年度より再エネ海域利用法(海洋再生可能エネルギー発電の整備に係る海域の利用の促進に関する法律)が施行され、一般海域内の「促進区域内海域」の占用期間の上限を30年とするなど、港湾区域以外での洋上風力発電の導入促進が進んでいる。GPIと北海道電力は新法を踏まえ、石狩湾新港における洋上風力発電事業の実現を目指すことに加えて、石狩湾の一般海域へ洋上風力発電事業を拡大させる方針だ。

 「石狩湾新港風力発電施設の設置運営事業」は2015年6月末まで石狩湾新港管理組合が事業者を公募していた洋上風力発電事業だ。GPIが当該事業の事業者に選定されている。事業内容は港湾区域内の約510haに単機出力4,000kW級の風車を26基建設し、最大104MWの洋上風力発電所を建設・操業するというもの。早ければ2020年に工事着工し、2022年の営業運転開始を目指して事業は進められる予定だ。

【情報ソース】
株式会社グリーンパワーインベストメントと北海道電力株式会社による石狩湾洋上風力発電事業に関する連携協定の締結について、2019年08月08日、北海道電力株式会社(株式会社グリーンパワーインベストメントとの共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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