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【EPCI】日本郵船、スウェーデン企業にCTVの長期裸傭船を開始/国内市場に向けて知見を吸収

2022.03.20 トピック


 2022年3月17日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)は新造した洋上風力発電向け作業員輸送船(Crew Transfer Vessel、以下「CTV」)「Energizer」(エネジャイザー)1隻について、Northern Offshore Services AS(以下、「NOS社」)へ長期裸傭船を行うことを発表した。エネジャイザーはNOS社の運航のもとで主に欧州域内の洋上風力発電所での作業員輸送に従事する。

 NOS社はスウェーデンに本社を置くNorthen Offshore Group AB(以下、「NOG社」)の子会社になる。NOG社は洋上風力発電の導入が進む欧州において、約60隻のCTVを運航する業界最大手の企業グループで、日本郵船はNOG社と2019年12月にCTV事業における協業について覚書を締結している。本件もその一環で行われたものだ。

 日本郵船は今回のCTV保有と事業への参画にあわせて、NOS社へ海技者を派遣する。CTVの運航・船舶管理に携わることで、洋上風力発電で先行する欧州企業の知見を得たい考えだ。一方で、秋田県の曳船業者である秋田曳舟株式会社との協業、各地域でのパートナー連携の強化などを行い、国内CTV事業展開への準備を進める方針だ。

*アイキャッチ 出典:日本郵船株式会社

【情報ソース】
洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)の裸傭船を開始、2022年03月17日、日本郵船株式会社

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