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【ファンド】グローバル・インフラ・マネジメント&東急&インフロニアHLD、2つのインフラファンドや新事業基盤を構築

2022.07.10 インフラファンド動向


 2022年7月5日、グローバル・インフラ・マネジメント株式会社(以下、「グローバル・インフラ・マネジメント」)、東急株式会社(以下、「東急」)、インフロニア・ホールディングス株式会社(以下、「インフロニア」)の3社は三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、「SMFL」)と三菱UFJ信託銀行株式会社(以下、「三菱UFJ信託銀行」)とともに、アセット・クリエーション・ファンド・シリーズ(以下、「ACファンド」)とインカム・ファンド・シリーズ(以下、「ICファンド」)という2種類のインフラファンドを含んだ新たな事業プラットフォームを構築したことを発表した。

 ACファンドの名称は「Global Infrastructure Management アセット・クリエーション・ファンド1号投資事業有限責任組合」。グローバル・インフラ・マネジメントが無限責任組合員、東急、インフロニア、SMFLみらいパートナーズ株式会社(以下、「SMFLみらいパートナーズ」)、三菱UFJ信託銀行が有限責任組合員として参加している。組成総額は101億円。投資対象は安定的なキャッシュフローを生み出すまでに時間を要するプロジェクト・事業や、「安定的なキャッシュフローを生み出すインフラ資産」を創出・運営するために必要な事業会社などで、各種インフラ分野における開発・未稼働案件や公募案件などが想定されている。

 ICファンドの名称は「Global Infrastructure Management インカム・ファンド1号投資事業有限責任組合」。グローバル・インフラ・マネジメントとSMFLみらいパートナーズが共同無限責任組合員、有限責任組合員として三菱UFJ信託銀行株式会社や国内機関投資家(地方金融機関や事業会社など)が参加している。第1期の組成金額の総額は60億円。投資対象は国内の稼働済みインフラ事業(PPP分野含む)等で、具体的には、交通・輸送分野、観光・文教・エンターテイメント、地域ユーティリティーサービス分野、環境・エネルギー分野が候補となっている。

 グローバル・インフラ・マネジメント、東急、インフロニアの3社は両ファンドの運用を通じて、国内インフラ事業のグリーンフィールドやブラウンフィールドで生じるファイナンスニーズや資金運用ニーズに応える方針。成長が見込まれているPPPや環境エネルギー分野において、事業展開の加速や国内インフラ資本市場の発展促進を目指す。加えて、SMFLや三菱UFJ信託銀行と連携し、案件組成能力や資本市場との連携度合いを高める考えだ。

*アイキャッチ Photo by Jeremy Bezanger on Unsplash 

【情報ソース】
新たなインフラ事業プラットフォームの構築について、2022年07月05日、東急株式会社(*グローバル・インフラ・マネジメント株式会社、インフロニア・ホールディングス株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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