【開発】奥村組・四国電力・岩堀建設工業、福島県平田村で木質バイオマス発電事業

2022.03.06 事業参画・売買レポート


 2022年2月28日、株式会社奥村組(以下、「奥村組」)は四国電力株式会社(以下、「四国電力」)、岩堀建設工業株式会社(以下、「岩堀建設工業」)とともに、福島県石川郡平田村において木質バイオマス発電事業を行う平田バイオエナジー合同会社を設立したことを発表した。

(2号設備 出典:株式会社奥村組)

 当該事業は福島県石川郡平田村に発電規模1,990kWのバイオマス発電設備2基を建設して、その後の操業・運営を行うものだ。2022年6月に1号設備、2023年4月に2号設備の稼働が予定されている。年間の発電電力量は約2,900万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約9,300世帯相当の電力量)を見込んでおり、発電した電力はFIT制度に基づいて、全量を東北電力ネットワーク株式会社へ売電する。

 発電燃料には福島県や近隣県の林地で発生する間伐材等を活用した木質チップを使用する。地元資源の活用などを通じて、森林整備の促進や林業振興、雇用創出など地域社会の活性化にも尽力する方針だ。

 平田バイオエナジー合同会社への各社への出資比率は奥村組が56%、四国電力が39%、岩堀建設工業が5%となっている。

*アイキャッチ 1号設備 出典:株式会社奥村組

【情報ソース】
福島県平田村での木質バイオマス発電事業会社の設立について、2022年02月28日、株式会社奥村組

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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