【開発】中部電力・佐合木材・三菱HCキャピタル、岐阜県美濃加茂市で木質専焼バイオマス発電所を建設へ

Tweet

　2021年05月12日、中部電力株式会社（以下、「中部電力」）と三菱HCキャピタル株式会社（以下、「三菱Cキャピタル」）は株式会社佐合木材（以下、「佐合木材」）が設立した「合同会社美濃加茂バイオマス発電所」への出資及び美濃加茂バイオマス発電所の開発に合意したことを発表した。同日に、当該事業会社と美濃加茂市との間で公害防止協定も締結された。

　当該事業は岐阜県美濃加茂市の旧美濃加茂市加茂聖苑跡地において、発電出力7.1MWの木質専焼バイオマス発電所を建設・運営するものだ。燃料には岐阜県産の未利用間伐材等を主に使用する。想定する年間発電電力量は約5,000万kWh、一般家庭の使用電力量に換算して約1.6万世帯相当となる。発電所の建設工事は2022年1月に着工し、運転開始は2023年10月を予定している。

　合同会社美濃加茂バイオマス発電所の株主は中部電力（40%）、佐合木材（30%）、三菱HCキャピタル（30%）である（*カッコ内の数字は出資比率）。開発資金は株式会社十六銀行と株式会社大垣共立銀行からの融資によって調達する。

*アイキャッチ　Photo by Hannah Troupe on Unsplash

【情報ソース】
・岐阜県美濃加茂市において発電出力7,100kWの木質専焼バイオマス発電所を建設～2023年10月の運転開始を目指します～、2021年05月12日、中部電力株式会社（*株式会社佐合木材、三菱HCキャピタル株式会社との共同リリース）

【関連記事】
・【開発】中部電力・東邦ガス、熊本県八代市のバイオマス発電事業（75MW）に出資参画／2024年6月運転開始予定
・【売買】日立サステナブルエナジー、ベトナムの風力発電事業（容量：151.95MW）に参画／事業会社の株式35.1%取得
・【参画】東北電力・オリンピア・静岡ガス&パワー、鳥海南バイオマス発電所を共同開発へ